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【お題で】詩トピその1【書こう】 - .

2013/08/04 (Sun) 23:00:24

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - みすてぃ

2015/03/21 (Sat) 15:36:26

「暗号と黒」

 暗号を解く彼の右手は華奢。故に、過多。
彼の手にかかって世界の暗号を解かんとする。
 黒い夢の中には、一つのダンボール箱と、汚れたうさぎの人形、人差し指、鍵盤、ポプラの葉、等が在った。
 ダンボール箱からは無数の地下の鬼の怒号が聞かれ、
汚れたうさぎの人形は赤い眼で嗤い、
知らない誰かの人差し指は南東75度の方角を指し、
故に折れ、
ポプラの葉から彼はスウェーデンの或る街の街路を思い至った。


 読み解けば彼の全ての願望、欲、願い、執着、未練、失望、祈り、捧げ、そういったものが叶うのだ。

 地下室の夢――人差し指の先には壊れた宝箱の鍵が落ちていた……。


次:猫

オーバードーズ - Rain坊

2015/03/20 (Fri) 00:39:48

目を瞑ると頭の中で男が騒ぐ

をrがh所がもぐぁえghjdさkfdなf根オアfじゃどsf駄slfjさkふぉdさf根わおg;j和rgm話レオfjワロfはrをfrうぇあお㎞ふぁおうぇff名をwf萌えをfめわふぇわほふぇwじゃおふぇwffめおわえふぉはおwfねわおふぇあおfじゃおfmそえあfsdもfまおふぇをmふぇけいいいえwwwfもえおがじょfじょあjふぉあおfじょあえwじょfじゃおfじょあfじょえじょえおわjふぉえわfじゃjごあごあwjrぎえwがgじぇおぐぉがおjごあjgまをwめあおほうぉとjたおとj

もうwたしはおわりだ・・・



次のお題→暗号

苦魔 - 七夜月 尚

2015/03/19 (Thu) 14:27:45

どうか私を労わらないで欲しい
労わっている体で疎ましさを隠しきれていないから
今、暗いのは闇ではなくあなたの放つ腐った光

どうか私を休ませて欲しい
眠ることと食べること以外のことなら
たいていはあなたの言うとおりにしてきたはず

森の中にいるはずだと、猟銃をつきつけたのは
私だったのか
あなただったのか

わたしが獣のときは
あなたは人間なのか
あなたが獣ならば
わたしは人間なのか

わたしとあなたが
まったく異種なことは
分かるのだけれど



次のお題は⇒オーバードーズ

- Rain坊

2015/03/14 (Sat) 18:59:04

ゴリゴリ、ガリガリ

○○しょーっく(食)


次のお題→クマ

森鴎外 - イコ

2015/03/13 (Fri) 19:00:08

津和野の紫の山に
凭れるように立つ
林太郎の墓にゆく

濡れた石畳が鳴り
沢蟹が隙間を歩く
緑陰はゆらめいて

林太郎の名の墓は
森家の石に囲まれ
故人が腰を下ろし
ふうと一息ついた
ばかりにも見える

苔のむす音すらも
聞こえてくるほど
静かなひとときに

鷗外の生れる前の
幼い記憶の残像が

穏やかな川に沿い
歩いているだろう
そんなことを思い

夕暮に近づく街を
夕陽の方へ帰った


次のお題→「食」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - みすてぃ

2015/03/13 (Fri) 18:04:20

国語


国語の教科書片手に昼休み、ビスケッツを食べていたら、「あなた、夏目漱石の小説に出てくる登場人物みたいね」ってきれいな肌の色をした女子に言われた、十六歳の冬。


次:森鴎外

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - みすてぃ

2015/02/21 (Sat) 02:15:42

KAMISYAMA

I pray for...

 いのりのことばのなかでだれにいのるのかをわすれる、くずれおちる。せめてが夢であったなら。口の中で舌を切って血を舐める、暗くて鈍い鉄の味がする、舌はじんじんといたく喉の奥までがまひしているような気がする、ここは何処。此処は草原、人目のつかない草原。私、死ぬ、かもしれない。世界ではじまったX番目の自動車事故によって、たいせつなひとをうしなったなくしてしまった。I pray for you.私の頭は忘れることを忘れる、故に何もかもが覚えたままで攪醒しきっているのだ。ゆめであればいいと思う。でも夢にはならない。唾液と血がまざってひどくきもちのわるい液体がこぼれそうになる。私はそれをこぼす。横になっている。もう眠るのだ。眠りたい。I pray for the world.かみにあいたい。



次:文学

チョコレート Naokona Jellyfish

2015/02/19 (Thu) 00:41:59

中途半端に甘い媚薬
夜更けの露台にペルシャ猫の経血
孤立した少女の膝
冷凍庫の中の鼠の死骸
生きられなかった全て
遠くで朽ち果て忘れられたクリムゾングローリー



次→神しゃま

カスミガセキ - イコ

2015/02/19 (Thu) 00:03:54

カスミガセキ

が子供の頃から謎だった
たまぁに大人が使う言葉にまじった
ニュースからも聞こえてきた気がするけど
何のことを言ってるのかちっとも分からなかった

 ――カスミガセキにはいつも霧がかかっている
 視野180度分はありそうな長い船の横切る海の奥に
 鬼が島のように黙りこんだビルディングだ 

少し大きくなって「20世紀少年」を読んだとき
「霞が関」という言葉が出てきて
「あ、地名?」となった
「ん、それとも役所?」
まだ分かってなかった
「霞が関」という言葉を使いこなせる浦沢先生はすげぇなあと思った

 ――カスミガセキにはいつも霧がかかっている
 目をこらすと視界の奥に、巨大な黒い建物が
 ぼんやりと浮かび上がっているのだ

実はいまだによく分かっていないので
wikipediaで調べてみることにした
そしたらなんと「カスミガセキ」が
曖昧さ回避されているのだ

 ・霞が関―東京都千代田区の地名。
 ・霞ケ関北―埼玉県川越市の地名。
 ・霞ケ関南―埼玉県川越市の地名。
 ・霞ケ関駅(東京都)
 ・霞ヶ関駅(埼玉県)

これはいったいなんなのか
いったいどういうことなのか

「が」と「ケ」と「ヶ」が飛び回り
「カスミガセキ」が
分裂していく………………

とりあえず東京の「霞が関」を調べてみると
やはり建物ではなく地名であることがハッキリする
外務省の代名詞として使われているのは
かろうじて知っていた気がする

 人口(2011年(平成23年)2月1日現在)
 ―計 7人

7人…………

7人?
7人しか住んでいない土地なのか?

いったいどういうことなのか
むしろ
誰が住んでいるのか?

カスミガセキはますます混迷を深めている

 ――カスミガセキには
 いつも霧がかかっている
 視野180度分はありそうな
 長い船の横切る海の奥に
 鬼が島のように黙りこんだ
 ビルディングだ

 ――カスミガセキには
 いつも霧がかかっている
 目をこらすと視界の奥に
 巨大な黒い建物が
 ぼんやりと
 浮かび上がっているのだ

カスミガセキは
ますます混迷を深めている




次→チョコレート

wikipediaより「霞が関」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%9E%E3%81%8C%E9%96%A2_

天狗 Naokona Jellyfish

2015/01/21 (Wed) 22:57:56

祖父は祖母を叩いたり
お酒飲んで父を叩いたり
とにかく叩いたりするから
天狗にさらわれて
黒い天狗にさらわれて
山伏になったんだって
それで高野山で修験道

帰ってきてから
祖父はお茶屋さんになりました
相変わらずお酒は飲んだけど
叩かない祖父になりました

お茶っ葉を煎る香りが
ただよう




次→森の貴婦人

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - みすてぃ

2015/01/03 (Sat) 14:04:55

UNAGI

 にりにりとにょろにょろと、透明で怪しげな液体をぐじょ・ぐじょと光らせて、畢竟動物の唾液の集まり、にも似たものが一つの大きな槃桶の中で踊る、曲がる、ぐにゃる、逸れる、それを何とか捕まえようとするのだが、手に握った瞬間、アッそれはぬめりの網の中に生の魚のちからづよいウロコの固さあり、もうこの感覚が耐えるに耐えられない、しかしてうなぎを一日に何百と捌く職人というものは一線を超えているのだなぁ、鈍色の記憶。

 正月の番組から痴呆めいたお笑い芸人がよってたかってたくさんのうなぎの入った槃桶の中をかき乱す、うなぎは上に昇って逸れて曲がって逃げる、が当たり前、それである一人がしびれを切らしたかありったけの力をこめて逃げまどうていたうなぎを握る、その力のあまり握りつぶそうとする。ぬるぬるぬる、ぶりぶりぶり、ぽむぽむぽむ。それでも遂に潰れることはなく、ただその一匹さっきまであれほど活き活きとしていたのが、上ににげる様子もなく握られた芸人の手の中でぐにゃりと弱ってしまう。それを見ていた私は人間のアホらしい残酷さというものを垣間見る。


 せめてうなぎパイでも食べてこの悲劇に弔いをせにゃあナ。


****

明けましておめでとうございます!!

次のお題は「監獄」。目の前にフーコー『監獄の誕生』があったので。笑 

- Pさん

2014/12/21 (Sun) 23:49:37

予後は甘(うま)くないですか
ええ、山村歌手うなっつ甘く響かない
ですか。
ベッド白い寝かされていますね
膿、膿、膿(ひざ)って書いてみたかっただけです
黄色。棚?
たな。
ターナァ
棚症候群膝

次→タドゥン(炭団)

さみしい - イコ

2014/12/21 (Sun) 17:58:59






               み







        し











            い








「さみしい」

こんな風にあの子たちも
早く檻に入れてあげてください



次のお題→棚

Naokona Jellyfish

2014/11/27 (Thu) 23:49:48

息が出来ない
吐くことも
吸うことも出来ない

鳥たちの航法も
草たちの微笑みも
忘れてしまった

ここは
なんて
冷たくて
暗くて

手のようなものが
挟まって動けない




次→蝋燭

おねしょ - イコ

2014/11/27 (Thu) 23:16:37

おねしょしたら
地図ができた

Oh,nation!

この場合
複数形にしないと
まずいかもしれない

Ohhhhh,nations!!

はあ



次→魚

満月 - Pさん

2014/11/07 (Fri) 23:00:38

月が輝く輝かしい月
鏡の面のよう表の鏡は
ぬるい風に吹かれて身を吹かれる風に任せる
全天は吹き払ったように雲一つなく雲のない吹き払われた全天を眺めて音楽が聞こえ出す
音楽はぬるい風に寄せられたのか鏡面に反響したのか
とにかく増幅され狂気を誘い出した
(2014/11/5 3:00)

次→眠れない

ハロウヰン - Pさん

2014/10/31 (Fri) 22:28:14

(/\=くの字点)
あゝ、まつりだ/\
はろうゐんといふ、せいやうのまつりだ
とりつく、をあ、とりいと、
とりつく、をあ、とりいと、
児たちが囁きかはし、あたりは
ランタァンのぼんやりした明りに
りんかくをうしなふ
……と思いきや
青ざめたほほをしたうつろな目が
タツプ、ふりつく、スラヰス、ぴんち
鏡のやうな面を追いかける
それもまたよいだらう
あたらしい時代を告げる
あらあむ音がいま、鳴りひゞく


次→時間

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - みすてぃ

2014/10/31 (Fri) 08:37:03

かぼちゃ

かぼちゃを投げつけてやろうか!
かぼちゃの実でお前の顔をぐっちゃぐちゃにしてやろうか!
コウモリを投げつけてやろうか!
コウモリの羽をむしりとってそれをお前の口に入れてやろうか!
ハッパを仕掛けてやろうか!
ハッパを仕掛けてお前んところの親父さんが大切にしている庭をめちゃくちゃにしてやろうか!


と、まぁこれくらいの気概がないと、所詮表象的な受け入れにすぎない文化以下のモードを、真の文化までたらしめることは到底不可能であろう、と。



注:やけっぱちです(笑)
 仮装しているリア充の人達にかぼちゃをおもいっきり投げつけたい!笑

次のお題:「魔法の杖」

銀河鉄道の夜 - Rain坊

2014/10/22 (Wed) 12:21:36

銀河鉄道の夜と言われて

そういえば七つ星列車があったなと思い出す

スイートルームでのんびりゆられ

お酒などを嗜みながら過ぎゆく景色を楽しむ

その横には恋人が寄り添って

私と一緒に笑っている

ああ、なんと素晴らしきかな

想像のレールを延ばしていく


よし早速、とネットをたちあげて

予約をとろうと料金を確認し

そして、そっとページを閉じたのでした

私を導くカンパネルラはどこでしょう


ああ、お優しい皆さま


どうか私にカンパ(ネルラ)をくださいな



次のお題→「宣伝」

老年の日の思い出 - イコ

2014/09/27 (Sat) 19:01:23

昨日はずいぶんおじいちゃんになっていたから
今日ははじめて髭が生えた若者になろう

あのときの出征で身についた傷は
蒙古斑で青くなってる

誰にも聞かれなくなった自慢話は
iPodのノイズにかき消されてる

食べたことすら忘れていても
グルメブログに詳細がある

名をなさず消えていく寂しさを
長い前途への期待と熱情が上回る

すっかり禿げ上がってしまった髪も
大丈夫こんなに残ってると髪束をおさえる

白内障で濁りきってしまった目が
はじめての海外旅行で世界の広さを知る

老年の日の思い出を
青年がつづる

「死んでも生きることにする」
かれはそう書いて文字をおぼえる


次のお題→「晩年」

少女の日の思い出 - Pさん

2014/09/27 (Sat) 16:03:38

唐突にやって来た少女の日
天気予報では「晴のち曇」であったが
フェーンストーム現象の行き過ぎか何かで
少女が大量に降ってきたのだ
虫籠いっぱいに少女を詰めて満面の笑み
浮かべる五歳の弟が外から帰ってきて
結局どうしようもなくて寝て二晩したら腐った

次→老年の日の思い出

感想 - イコ

2014/09/27 (Sat) 15:30:29

かづさんの「同年代」の、

『(輪切りにするからこんなことになるのだ)』

という言葉に目が覚めました。
この詩の感覚は、同じく早生まれの自分には痛いほど分かります。今はそれほどでもないですが、自分より早く生まれた人を全員呪って生きてました。できないことの言い訳に生まれた日を使っていました。笑 我ながら困ったやつです。

少年の日の思い出 - Rain坊

2014/09/27 (Sat) 03:02:30

食って 遊んで 寝まくって

楽しい毎日 青春時代

だけど改めて思い返してみると

これがなーんも覚えてねーつって

そして少年は大人になっていく

次のお題→「少女の日の思い出」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 日居

2014/09/21 (Sun) 01:11:26

お題「プレミアムモルツ」

どうせだから初めては高い酒で
そんな合言葉を掲げた割に 
手に取るのは高くもなければ安くもない半端なビール
どうせだからなんて言葉は所詮
太っ腹を気取る子供たちが
割高の出費を納得するための方便でしかないんだろう

グラスを冷やしてツマミをそろえて
大人たちがいつもテーブルに座る前に事もなげにやっていたことを
お互いの顔を見合わせながら折り目正しく確かめつつ真似していく
プルタブを開けてグラスにそそいで
金色が現れてもよそよそしさから立ち上る気泡を確かめあっていた
缶の色と同じ液体はまだパッケージングされたままじゃないかって

乾杯を交わしようやく飲んだけれど
舌で転がしても苦味しか感じられず
ビールは喉で飲むもの そんな知識はとっくに忘れていた
泡が唇を覆っても指をさし合わずに
知らない味にだまりこくったままで
これに慣れてこそ大人 そんな意地でもって二口目を呷る

二口三口と呷っていると そのうち忘れていた知識を
思い出すつもりもなく思い出す
舌をすくめて顎を上げて 喉を絞めて胃へと流し込む
いつも見てきた大人たちの仕草
ビールって面倒くさいな 知ったような口を利きつつ
一缶目を空けて二缶目を開ける

君の顔が赤くなっていった 呂律も回らなくなっていった
笑うと向こうも笑い出して いよいよおかしくなったようだ
泡を取らない内に喋るから 涎も混ざった唇は濡れまくっていて
拭いてやろうと近づいたら 倒れてしまった
笑い声だけが感じ取れた

大人なんてそんなものなんだ どちらもおかしくなっているのに
どちらも自分には構いやしないで 他人のおかしさだけはわかる

唇を合わせながら僕と君は苦い泡をなめ合っていた
お互いがお互いの酔いをわかっているフリをして 結局のところわかっていない
お互いがお互いの上っ面だけをすくいとって 大人の真似をして暮らしている
泡をなめきったらまともになっただろうと相手を見つめてやる
向こうが眼差しを返してくれると確かめたら抱き合ったまま共に倒れていく
こうして僕は子供のまま大人になっていく
君も子供のまま大人になっていく

次のお題→「同年代」

- Pさん

2014/09/06 (Sat) 15:35:34

刺しつ刺されつ伝播する
それは意伝子(ミーム)か得心(トキシン)か
足踏み留める隙見せりゃ
ベープも効かぬ群集が
我こそ先にと個に寄りて
麻酔を塗った針先から
ひそかな甘言(ことば)を流し込む

次 プレミアムモルツ

親父ギャグ - Rain坊

2014/09/04 (Thu) 20:02:03

色鮮やかなオレンジ
かぐわしい匂い
飾られたあなたはとても目立ちました
なんであなたがそこにいるかは分からないけれど
とっても素敵なのでした
しかし時とは残酷です
徐々にあなたは崩れていく
ぐちょぐちょに歪んでしまう
それが私には泣いているように見えたのでした
そうなるまえにどうにかできればいいのですが……

これはとても悲しいお話
このお話のタイトルは、そう。

「アルミ缶の上にあるミカン」

未完の物語

次のお題→「声変わり」

台風 - Rain坊

2014/08/18 (Mon) 00:31:01

吹け!

飛べ!

まき散らせ!

喜ぶのはなにも子供たちだけじゃない

大人だって楽しみさ!!

気性の荒い気象となって、希少な休日、起床午前十時をば

さてさて、明日は台風が「きしょう」です



次のお題→「親父ギャグ」

コーヒー - Rain坊

2014/08/04 (Mon) 21:47:17


苦くて黒い大人の世界

いい香りで誘い出し

味わされるファンタスティックブレンド

最初のころは騒ぎ立て

あっちっち

だけどそのうち感覚麻痺し深みにはまる

不思議で魅惑なブラックコーヒー

合言葉は

死ぬまで寝かせない



次のお題→「主人公の気持ちになって投稿しなさい」

笑ゥせぇるすまん - Rain坊

2014/07/29 (Tue) 12:28:15


笑いお断り


次のお題→「ファンタジー」

キューポラ - Pさん

2014/07/29 (Tue) 04:13:35

凝固する陽光
今日雇用された小野ヨーコ
コークスクリュー得るエノン
エルエフエーエムエフオー急忽措
其の侭ゴートゥー溶鉱炉いやアイルビーバップ

次→笑ゥせぇるすまん

朝日 - Rain坊

2014/07/16 (Wed) 18:35:09

「あさひ」といえば

スーパードライ

そしてぼくらは

ハイパードライ

金と身体だけの関係さ

先行き分からぬ世の中だけど

朝は必ずやってくる

だからのぼくはこう言うのさ

ああ、朝日が眩しいぜ


次のお題→「フルボッコ」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/07/16 (Wed) 05:28:55



 セイラアムウウンとやらが待っておる、

そなたも今以上、覚悟を決めて愛に堕ちれよその果ては必ず不幸とは限らないのだから。


次: 朝日

*** レイン坊さんのセンスはまさに形容不能(笑)

豚もも肉 - Rain坊

2014/07/12 (Sat) 23:19:14


ハム仮面参上!

おいしいハムをしるぶぷれ



次のお題→「月にかわっておしおきよ」

判読 - ビッチ

2014/07/12 (Sat) 21:44:22

鸛 アルバトロス 蟷螂 山茶花

判読不能 判読不能

蓮實重彦 『ボヴァリー夫人論』提起し
東浩紀 世間に嫌気さし
ドゥールズ フーコー
発音すると尻上がりアクセント

判読不能 判読 who know ?
判読 you know 濫読不能

次のお題→豚もも肉

ハンケチ - Rain坊

2014/07/10 (Thu) 00:56:29

ぼくはこどもで、まだうまくことばがつかえません


とくにカ行が苦手です

たとえばこういうことなんです


「手をふきたいからそれかして」
「はい、ハンケチ」

「ズボンずりおちてるよ」
「ハンケチだね」

「円の直径は四センチ。じゃあその半分は?」
「えっと、ハンケチ二センチ!」

「サッカーで手をつかっちゃった」
「えー、それハンケチだよ」


おかしいな、おかしいな。
ことばってむずかしい。
ぼくのことばはハンケチだらけ。

ハンケチ、ハンケチ。

もひとつおまけにハンケチ。

ぼくはことばたらずのハンケチ生


次のお題→喧嘩

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/07/09 (Wed) 08:38:29

お題:ホーム


 帰ってこれない、還ってこれやしない
なにか仕掛けでもあるんだろかずっと探して求めて歩いているんだが、
         そもそもそのような場処がこの私にあったのだろうか、そうつまりそれは適格者を選ぶという、じょうけんのもと、

 そうつまり近代的家族など一つの歴史的装置でしかないという、

 ずっとずっと放浪してただ独り孤高に歩く様は、

バガボンド



***次のお題 「ハンケチ」(できればこの単語を1回そのまま使用するのが好ましい)

イコさんのお題センス!

除菌 - Rain坊

2014/07/08 (Tue) 23:47:18

バイバイキン


次のお題→「ハーレムの主」

遠い記憶 - イコ

2014/07/08 (Tue) 23:28:49

忘れることのおそろしさは
輪郭すら見えなくなっているということ
誰かが「はい」と差し出す、その「はい」が
至近距離で光る刃物のようだ
あまりの近さにたじろいでいる

自分はこの距離ですら
忘れてしまうのか
それなら毎日生きてきた自分の形の
ほとんどが無意味じゃないか

そう思えるような日に決まって
遠い記憶を探り出してくる
それは衝突のおそれのない衛星で
空を見上げればいつでもそこに光ってくれる
都合のよい存在である

「ぼくは小さい頃、海が苦手だった」
「ファーストキスは幼稚園児のときだった」
「友だちづきあいはわりとうまくやれていた」

なぜ近くにいて見えないものが
遠くにあって見えるのか
そのなぜを見えなくして
ごまかし生きているのが
自分という人間であります


次のお題→除菌

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/07/08 (Tue) 12:09:02

ジンとか踊り場とか


 暑いし狂っている、夏の場処と踝から出でたる生々しい臭い、或いはかほり。

 ジンを体内に流入させるとそれは気分がよくなり、この体内は発散系となってよく冷えたレモンの一滴はよく喜ぶ、跳ねる。

 さっきからミラーボウルの具合が下手なんだ、誰か代われよ、とか思いながら、あぁこの場所もまた永遠、を尊く忍んでいる、ことに気が付く。

 乾いたベースと華奢なボーカルがステージのほとんどを埋め尽くし、巻き起こして、全て全て、カラフルなユートピアな風景へ昇華する。


 誰かが昏い記憶の扉を叩く。
私はそれに、「Wait, please.」と
ハッキリと告げることができたのだ。




***** 次のお題 「遠い記憶」

 99コ目に書いてから、すごい伸び率(笑)
 また追って、みなさんの感想を書かせて頂きますね。
 詩トピ、大好きです(#^.^#) 

梅酒 - Pさん

2014/07/06 (Sun) 14:04:34

総て溶かし込む液体に遺伝情報を析出させ
やけに巨きい目に余る沈殿物としてのさばる
その実はまるで僕のようだね

次→ジンフィズ

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ふかゆか

2014/07/06 (Sun) 09:54:44


「後夜祭」

前夜祭があるからには後夜祭もあるそうで
途方もなくつづく祭りのあとの
あの、浮遊感を回収するように
そうね、やはりしめくくらないと
ビーズを撒き散らしたような祭の喧騒
男と女の色とりどりの衣装、に躓いて
なくなってしまうかもしれない
祭が終わったら消える笛や太鼓の音のように
消えてなくなるかもしれない
だから、しめくくらないといけない

今日、後夜祭でググったら
後夜祭という恋愛ゲームがあることを知った
高校生の美少女とゲームのなかでとはいえ
恋に落ちることができるのは素晴らしい
美少女のきらきらとした瞳に
何かひとつ加えるとしたら、恨み
シミュレーションゲームをクリアしたあとの
魂がすこっとその世界から離れていく感じは
なんとググればでてくるのだろう


次のお題→梅酒

文化祭 - Pさん

2014/07/06 (Sun) 01:15:21

おでんあります
おでんはありますか?
はい、あります
じゃあ、おでん下さい
おでんの方でよろしかったでしょうか?
よろしい
他に何かありますか?
さあ、強いてあげるならフランクフルトなど
全てワンコインです
ワンコインですと、どうする
それよりハムレットが始まるではないか
あの先輩兼部して演劇もやってたと
初耳じゃ
マスタードは
要らない
さて行くか

次→後夜祭

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 常磐 誠

2014/07/05 (Sat) 23:59:51

田園調布の処方箋

田園調布ってどんな場所
わからないから調べてみた
土地は綺麗で空気がきれい
地面だって栄養豊か
樹だってたくさんあるんだよ
そしてとってもひろいんだ
都会にだってひとっ飛び
電話に灯り ガス水道
ぼくらの暮らしに貢献します
たくさんのりっぱな建物が
今日もぼくらを支えます
そんなことをうたってみたよ
町の片隅薬を受け取りうたってみたよ
そしてふと気付く
あれ 君はこんなところにいても
いいのかい?

次のお題は、ポップミュージック でいかがでせう?

無題 - Rain坊

2014/07/05 (Sat) 23:49:23

な、なら田園調布と処方箋がまだ使われていないので

次のお題を

「田園調布の処方箋」にすれば!(無茶振り)

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Pさん

2014/07/05 (Sat) 23:46:19

被ってスマソ

幼馴染 - Pさん

2014/07/05 (Sat) 23:45:24

冥い海の底から
僅か湧出せる硫黄と
海水の揺めきを吸い
吐いてまた吸うのは
零下と75℃の丁々たる
化学反応そのものである
肉のチューブと分岐する
穴で構成された有機的
幼馴染だ

次→処方箋

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2014/07/05 (Sat) 23:39:21

せっかくカヅヤさんが書かれたので
ここはお題を頂いて

「田園調布の幼馴染」にしましょうか!

- Rain坊

2014/07/05 (Sat) 23:24:09

見ざる

聞かざる

言わざる

何もできないでご猿

次のお題→「幼馴染」

- イコ

2014/07/05 (Sat) 23:18:05

高速道路の先で事故があったらしく
一時間まったく動かなかった
救急車やパトカーがランプを光らせて走っていった

やがて渋滞が解消され
事故現場らしいところに辿り着くと
ガラスの砕けたぺしゃんこの車内に
巨大な犬が一頭、こちらを向いて座っていた

毛の長い、薄白い犬で
普通車が小さく見えるほど大きかった
長いべろを出して
熱そうな息を吐いていた

通り過ぎてから考えた
あの犬はこの事故の生き残りで
無人の車内に取り残されており
どうやら大した怪我もせず
事故の余韻を、肌で感じ続けている

事故の前から事故の瞬間を経て一時間
あの車内に座っていながら
犬は何を考えていたのだろうか

後で調べるとその犬は
アフガンハウンドというらしい
細面で鼻は高く、人間にそっくりだった
今あの犬はどうしているだろう
飼い主は今、どうしているだろう


次のお題→「猿」

感想 - イコ

2014/07/05 (Sat) 23:00:39

じゃひさびさに自分も感想。

○かずさんの詩

「捌け口」がめちゃこわかった。自分には書けない。
「自然」の詩は、いつも言葉を丁寧につかもうとするかずさんの本領発揮だと思った。

『鎮守の杜で歌を歌ったら
蜘蛛の巣にからまりどんぐりが降った』

元ネタがあるのか分からないけれど、このくだりが妙に好き。


○ういろうさんの詩

かずさんがおっしゃっておられてハッとしたけど、たしかにいつも違う雰囲気の作品をつくっている。すごいなー。

「静物」の詩が好き。

『私には声が聞こえる、小さくて、それでも確かな強さのある、それらの声。』

なかなかその声が聞こえないんだけど、聞こえるようになりたいと思った。


○Pさんの詩

「瞬き」の詩が好き。
その世界観、言葉遣いは自分にはできない。

『人が瞬きをするより早く世界は作られたそうだ』

意味を考え出すとすーっと逃げるんだけど、まあそういうもんかなっていう謎の説得力があって、まぎれもなく詩の言葉だと思った。


○Rain坊さんの詩

いつもリズムよく言葉で遊ぶ感じが微笑ましくて楽しい。Rain坊さんの詩を読むと安心する。

『思っているよりみんな孤独です』

やさしい人なんだとも思う。

- Rain坊

2014/07/05 (Sat) 22:55:46

嘘をつくなと言われても

そんな気、毛頭ありません

のらりくらりとやりすごし

ごろにゃんごろにゃん猫なで声

甘えたいのは本当です

だけどあなたは信じてくれない

分かってくれとは言わないけど

せめてちょっとは騙されて

あなたは私にこう言うの

「おまえは大した猫かぶり」

だからどうしたと言い返す

私は大きなかわをかぶっております

ぴゅっと通った猫を見て

その場で可愛い可愛い言うけれど

そんな私は犬派です

次のお題→「犬」

彼岸花 - イコ

2014/07/05 (Sat) 22:04:00

斜面が彼岸花で一杯になる頃に
上司から病院に行けと言われた
プールの脇に座りこんでいて
彼岸花が目に入ってとても熱かった

幼い頃、周囲にはこの花がなかった
網膜のどこにも残っていなかった
こんなに熱い花が故郷にあるのなら
走る子どもの目にも引っかかっていいはずだ

大人になってから叱られること
何かの表に×印をつけられること
あたたかさの向こうにその施設があるのではなく
崖の下の冷たい場所にゆらいで見えてくること
そういうことすべてが自分を座りこませていた

フェンスに阻まれて彼岸花の近くに寄ることはできなかった
花は風にゆれて一斉になびいた
その動きが目の奥に傷をつけるようだった
誰かのあられもない感傷を助長する花だった

それから
プール脇に座りこんだわずかな時間の細部を
ずいぶん長い時間をかけて忘れようとした
ひさびさに同じ場所を通りかかると
彼岸花は初めからそこになかったかのように
斜面から色鮮やかなすがたを消していた

けれど目の奥では
まだ風になびいている
熱く光ってゆれている
忘れもしないだろう


次のお題→「猫」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/06/23 (Mon) 05:00:28

「オト」

 螺旋階段のゆるやかな、深く昏く潜り込んでいくことの哀しさ、と、また消えゆく、。

 その形が飛び移って残像の従属となり亦た暁の酔いの性に出来ぬと知ったは、所以、いや由縁、とりもなおさず、また、走り、めぐり、かけめぐり、今のこのその地点をとりもなおさず進まねばならぬのである。

そう、そう、それでいて、また、そして、消え、ただ、…


…、      ---



次のお題:「灯」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2014/06/21 (Sat) 15:44:32

お天気アイドルの名前を出して
詩を作ろうとする試みは
たちまち書き手の全身を吹っ飛ばす
強力な地雷になり得る

試しにお天気アイドルの名前をふたつ連ねて
間にうめき声とか叫び声をひとつ、機械的に置いてみるといい

うっうっ、とか、ああああ、とか、そんだけで
何の意図はなくとも
名誉棄損。名誉棄損!
炎上! 爆死!

イコうっうっイコ
イコああああイコ
イコぐぇぇぇイコ

ましてや
それ以上の言葉を連ねるとなると……

もうじゅうぶんですよ!


次のお題→「音楽」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Pさん

2014/06/04 (Wed) 00:30:35

人が瞬きをするより早く世界は作られたそうだ
言語がそう語った
私なぞはそれをする一人に入ります
いえね、隣家の二階の窓がそれをするよりも早く
三回転半と逆二回転半とが交合しその前に柱を半周して
ドロドロに溶けたものが瞬きのうちに押し入り
夢を見たと現実が言った

次 皆藤愛子

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2014/06/03 (Tue) 18:54:11

「毒蜘蛛」

二足歩行の人間の皮膚の
内側に八本肢の這った痕があり
見ただけで毒持ちだと分かるような
好事家にはため息の出るほど
あやしい色をしているはずなのだが
彼を追う者には残像ばかりで
正しいすがたをとらえられず
臭いばかりが人間を
つきはなしまたそそっている

ショーウィンドウのマネキンの
腕がすばやく動いて
雑踏の特別な誰かに手招きするように
不確かなささやきの密命を
受け取った人間の体内に
しのびこんでいる八本の肢は
相対する手の触れる距離でまた
ひそやかに、のびやかに、動いている


次のお題→「まばたき」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/06/03 (Tue) 00:38:32

「天狗」

天狗の鼻が伸びていた
天狗のお顔は赤かった

この山の中にも天狗がいるそうだ
何でも天狗は山の守り主らしく
人が簡単に木を伐ったりすると
山に代わって天狗からの仕置きが待っているという

天狗を見たことあるかい
ありゃあ怖いよ
だってさ だってさ
天狗の正体は

人のなれの果ての姿なのだから


次のお題:毒ぐも  (楽しみ)

危険な愛 - Rain坊

2014/05/22 (Thu) 20:16:04

黒くて丸くてあぶないやつ
だけど不思議と頼りになる

黒くて丸いあぶないやつ
火花が先っぽから出ているよ

黒くて丸いあぶないやつ
時間制限の鬼畜やろう

黒くて丸いあぶないやつ
蹴っても意外と大丈夫

黒くて丸いあぶないやつ
たまにはさまれお陀仏バイバイバイ

黒くて丸いあぶないやつ
だけどやっぱり好きなんです
火傷してでも遊んでしまう
僕は危険な危険な遊び人


黒くて丸いあぶないやつ
僕の名前はボンバーマン
爆弾好きの男の子


次のお題→「捌け口」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/05/20 (Tue) 00:01:16

「シュークリーム」

シュークリームのように白くてまろやかで優しく、ふわふわだったら、どんなに素敵な事なんでしょうね。


次、お題 「危険な愛」

(目の前に映画「LEON」のDVDがあったため)

時計 - Rain坊

2014/05/04 (Sun) 00:49:35

これはこれは不思議なもんで

時間の感覚は不平等

友人との遊びは
はやい

教師のお説教は
ながい

仕事終わりの五分前は
おそい

休日は
あっという間


ふと時計を見ると、私たちは思ってしまう

時計の針は本当かい?


次のお題→「タイトル」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ういろう

2014/04/27 (Sun) 15:03:26


お題についてのお題、つまりお題のお題、ふむ何とも日本語で表記すると坐りが良くない、チィと粋な表現でないんだァ、まぁそれはよい。

 テーマ、theme、それはやはり一義的に「縛る」ものであり、論文のそれなら記述の対象範囲をガクッと限定させるものである。
 もちろん私は今の「限定」の意味する所を良いことと使ったのである。
 テーマと関係のない記述はやめにしろ、とか、テーマにあまりに引っ張られ過ぎる、とか言われたりする。

思うに、themeは自ずから出来してこないといかん。少なくとも、そういう側面が出てこないといかん。
 与えられたレポートとか、あぁいうのはきつい。いつか誰かが言ってたな、与えられたレポートの問題を、ちゃんと自分の頭の中を経由させて、それで書けとかなんとか言ってたが、それは案外難しい作業だ。少なくとも今の大学生たちは半分くらいしかそれを達成せずにサッサと卒業しちまった。

思うに音楽にも主題というものがあったナ。
 ピアノというものは確かに主旋律、主音、つまるところの「ツリー構造的」な、よく出来上がっている西洋的体系の上に成り立っている素晴らしい音楽なのではあるが、

 たとえばショパンのうまい弾き手なんてぇものは、その西洋の体系をちょっと冷や冷やさせるくらいに崩して弾くやつがいたなぁ、あれ綺麗だ。


(了)

 次のお題は、「フランス文学」。


※あとがき  Rain坊さんの「お題」っていうのはやはり意表を突くものだったのでとても自信がありません笑

ガラパゴス - Rain坊

2014/04/26 (Sat) 08:37:14

ガンダムを操縦するアムロにやられた
ララァ
パイロットスーツを来てと頼まれても着ないシャア
ご臨終からの因縁
スペースコロニーは落とされる


思っているよりみんな孤独です


次のお題→「お題」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 蜜江田初郎 URL

2014/04/16 (Wed) 11:11:00

とける、とける、
最後に溶ける。

とける、とける、
頭の中で。

とける、とける、
無くなればとも思う、

とける、とける、
とろけた後死ぬ。

次のお題: 「リフレイン」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 蜜江田初郎 URL

2014/04/01 (Tue) 03:54:29

お題:静物

 たとえば、目の前に、二つのよく熟れた柿と、実の大きいぶどうがある。
 絵書きのための素材なのだろうか?私にはよく分からない
それらは何も発しないし、そもそも私たち人間に対して何も興味を持ってないように伺われる


だってさ、私たちは自分たちの生活のためと銘打って、信じられないほど木を切り倒したり植生に手を加えたり、はたまた遺伝子操作までやり遂げた。

ねぇそこから何が見える、何が描ける。

私には声が聞こえる、小さくて、それでも確かな強さのある、それらの声。

芸術家も人間も。  (了)


次のお題:自然(森、森林とかでもよい)


****
(初見) イコさんが出されたお題、「静物」っていうのがウケましたw たしかに面白いお題だなーとは。笑 僕はこんな回答してみましたが、イコさんはどうですか?笑
 

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2014/03/31 (Mon) 02:37:55

転校生五時過ぎのこと学ぶ春

次のお題→静物

雛祭り - Rain坊

2014/03/28 (Fri) 12:22:55

ねだって買ってもらったひな人形

わたしのわがままでちょっといいものを選んでしまい

お父さんを困らせちゃったこともあった

せっかくだし、と

ひな祭りが終わってからもずっと飾っておいて

「婚期を逃すぞ」とお父さんが言って

「そのときになって泣いても知らないよ」なんて

私が冗談交じりに返して、笑い合ってたあの頃

本当に楽しい楽しい毎日でした

もっと言いたいことはあるけれど

ちょっと今はこれしか言えないの

わがままばっかりの娘だったけど

今まで育ててくれてありがとう

そして

わたしはお嫁に行きます、お父さん



次のお題→転校生

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 蜜江田初郎 URL

2014/03/21 (Fri) 01:30:05

初めて参加させていただきます!

(お題) チャイム


 ほら、あれが鳴るよ。
君は言う。
 そうだね。
僕は答える。
 はぁ、待ちに待ったよ。
君は両手を伸ばす。
 そういうもんなのかな。
僕は、適当に相槌を打つ。


 本当は、死んだラリィの事を考えていた、今朝庭に埋めたばかりの小さな小さなラリィ。
 実に、24年間も生きてくれた。それだけで、ラリィは実に立派な犬だった。

 彼に、感謝しても、感謝しても、しきれない。

切なかった。

 ほうら、チャイムが鳴るよ。
君は、僕の手を引っ張る。
 ふふ、わかったってば。
僕は、君につられて歩き出す。


 チャイムよ、チャイムよ、できれば、できれば、小さな生命の小さな生命の、あともう1回だけの、お話を。  (了)




*切ない内容ですみません・・・! 


次のお題は、   「庭」!!

でお願いします☆彡

ビッグベン - イコ

2014/03/09 (Sun) 21:32:36

ビッグベン写真の指は二時のまま時計の針は動いてしまう


次のお題→透明

ミディアム - Rain坊

2014/03/05 (Wed) 13:40:00

黒い烏は言いました
俺に惚れると怪我するぜ
黒い烏は言いました
俺の声に酔ってみな
黒い烏は言いました
俺にかわいこちゃんは寄ってくる

そんな黒い烏はみんなからこう言われてました
このエロ烏、と

胸に目がない彼なのでした
手はないのに美人にすぐ手をつけようとする彼なのでした
そしてすぐに振られてひどい目にあう彼なのでした

それでも懲りない烏は言いました
俺の一撃食らってみな、ミディアムではすまないぜ

大泥棒の相棒は、やるときゃやる黒い烏です


次→ビックベン

リニューアル - Rain坊

2014/03/03 (Mon) 20:33:11

髪を切ろうと自転車に乗る
別れ際の手向けのように
風にたなびく相棒よ
ちりんちりん
颯爽と走っていく

理髪店についてしまった
相棒よ、別れはもうすぐだ
ちりんちりん
店内に足を踏み入れる
すると向こうからとっとと男が走ってきた
僕の傍まで来ると、
「リニューアルオープンに向けての準備中です、これどうぞ」
そう言って僕にチラシを一枚渡す
チラシには明日からオープン、そして増税分の値上げ額がちゃっかり記載されていた

自転車にまたがる
僕のリニューアルはもうちょっとだけ先のようだ


※実話です

次のお題→カクテル

サイン - P

2014/02/28 (Fri) 22:33:46

Sign, Co-sign, 舌《Tongue》-gent.
彼は代理だから代わりに舌で色紙をなぞったそうだ
なぞったそばから絢なす唐草《アラベスク》が薄く黒く浮き上ったそうだがそれは実は単にパルプの繊維が水に濡れて光を吸収していただけだそうだ
後に黄く匂いを発し乾割れ高いところに置かれたそうだ
この燭台何かに似てますね?

次→放課後

食卓 - P

2014/02/26 (Wed) 22:40:52

食卓の上には三つのろうそくが
ろうそくの頭上に灯が点る
空間は無限遠まで拡がり液化するろうが気化し青に変化するところまで見える(窓は相似形に拡大し三回くり返される)
ファミリーでよく使われる三人の家族が互いに限界まで顔を寄せる
父親はしかし何も語り出さないでヒゲの生長する匂いばかりさす
三人の皮膚呼吸がろうそくの炎を0.975だけちぢます
父が「あ」という前に
母のパーマのさきに火が移りあちちあちちと
おかしいね

次→夜

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - P

2014/02/20 (Thu) 00:16:25

シカか肉《しし》か歯科医師かしら
辛《から》しか石からしか菓子然らない
しかし、なら樫をして然らならしめよう
しめし然らしたよう歌詞しか辛《から》かないやないか
なんやその態度は

次、わさび

こんなノリでええねやろか……

バカンス - イコ

2014/02/19 (Wed) 23:58:00

夏の階段の裏側の
なんだかよく分からない部屋で
鳶の声を聞きながら
うずくまっていました

膝に頬をつけて
暗がりに目を慣らし
あと十分くらいと思っていました

灯油缶がありました
いい感じの釘が二つ
転がっていました

鳶が
回っているようでした
不透明な窓から漏れる光に
埃がゆっくりと浮かんでいました

空はたぶん
青く晴れていたのでしょう
今夜もたぶん
きれいな星が出るのでしょう

なら、もうあと十分くらい
平気だという気がするのです

これが私のバカンスであります


次のお題→鹿

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2014/02/07 (Fri) 22:17:33

徹夜明けのあなた、いまいましい

夏の荒ぶるあなた、うっとうしい

年がら年中わたしの肌を狙ってくる

面倒なことばかりだけど

君がいないとやっぱりだめなのさ

愛と勇気だけが友達さ

口が悪いわたしだけど

これだけは素直に言っておこう

ありがとね、太陽さん


次のお題→「バカンス」

【感想】「幽霊」について - イコ

2014/02/02 (Sun) 12:47:24

ドキドキしました笑
今晩は手を合わせて感謝の言葉をつぶやきながら寝たいと思います。

【感想】「かまってちゃん」について - イコ

2014/02/02 (Sun) 12:42:21

びりっとくる言葉がたくさんありました。

勝手な読みですから作者の意図とは違うかもしれないですけど、かまってちゃん的な心が「あざやかな症状」になってあらわれる感じとか、自分をつねって信号を送りながらそれでも誰かに「電話ください」って求めてるところとか、「聞き分けのない季節」という言葉で自分と外側の未分化な感じがあらわれていたりとか、ぜんぶひっくるめて、見事に「かまってちゃん」をあらわしていると思いました。

びりっときました。

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2014/02/02 (Sun) 12:30:56

こんにちはこれから始まる戦争の概要少しお伝えします


次のお題→太陽

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2014/02/02 (Sun) 12:21:45

どこにいるのかわからない
いるのにいない、きままなあなたです
それでも大事な一人には
違いないので、ありがとう
ひゅるり ひゅるりらら
どこをほっつき歩いているのだろうか
だけど、それでも私たちはあなたに感謝します
ありがとう、ありがとう

名前だけの部員さん


次のお題→アナウンス

おーっと! - 深街

2014/02/01 (Sat) 21:28:09

次のお題は「幽霊」です

かまってちゃん - 深街

2014/02/01 (Sat) 21:21:27

こう考えたとき
伝染していた
足から
胸部へ
あざやかな症状
なんだか
このへんの形状が
昨日と違うので
電話ください
番号はエメラルドグリーンの
光をはなち
あいかわらず
誰かを待ち続けて
深夜の受話器から聞こえる
誰でもいい、の信号
そう言って
沈澱していく
あまりに薄い睡眠
たしか
このへんに心臓
それからすい臓
膀胱があって
いつだって
それらを黄色い
皮膚がおおってるので
ぎりりと
つねってて
ひっかいて
信号を送る
聞き分けのない季節で
わたし弁解がしたかった
こう考えたとき
伝染していた
足から
胸部への
あざやかな症状に
望みという名前をつける

晦日 - 日居

2014/01/01 (Wed) 20:47:43

ひととせが終わって またひととせが始まって
スカーフにうずくまった 少女の願いは持ち越される
ぬくもりを頼りに 湿った唇を震わせれば
きっといいことがありますように きっといいことがありますように

夜中のメトロのホームで一人 吐き気をこらえるOLがいた
響き渡るうめき声 返ってくるのはしじまだけ
すっぱい臭いを吸い込んで 息が深くふくらんで
またも吐き気がやってきて
きっといいことがありますように きっといいことがありますように

赤い仮面の男にやられた 財布をごっそり盗まれちまった
喚き散らす男の人を 誰ひとりとて見向きもしない 
窓が割れる 悲鳴が上がる 窓が割れる サイレンが鳴る
顔が赤く染まっていく
きっといいことがありますように きっといいことがありますように

路地に寝転び段ボールで寒さを凌いで 路地に寝転び生唾で飢えを凌いで
路地に寝転び妄想で時間を凌いで 路地に寝転び寝たフリで暴力を凌いで
段ボールの代わりは新聞紙 生唾の代わりは胃液
妄想の代わりは苛立ち 寝たフリの代わりは狂ったフリ
きっといいことがありますように きっといいことがありますように

アコギの音としゃがれ声 いつもの歌が路上に響く
クリスマスなのに一人で歌う お客も少女が一人だけ
きのう女が出ていった よりによってこんな日に
だからいつもは歌わない 一人ぼっちの歌を歌うよ
お嬢ちゃんも一人なら 俺と一緒に歌ってくれよ
こんな風に歌えるなら クリスマスも悪くないと思うよ

ひととせが終わって またひととせが始まって
スカーフにうずくまった 少女の願いは久遠に近づく
嫌なことはなくならない 悲しいこともなくならない 
きっといいことがありますように きっといいことがありますように

次のお題→「間に合わなかった」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - シロクマ

2013/11/30 (Sat) 23:27:18

水彩

舞っている 絵の具が宙で溶け合わない
目の前で
紫煙みたいに

解け合わない
次に僕は黄色を飛ばしてみる
黄色は蜜柑のようだ カンキツ類

今度はビィーッと文字を描こう ペイントで
「そこにあるのを選んでよ
 そして、保存してよ
 僕が線を描くからさ」

君の選択 画面の中は水の中 ぶくぶくと
「早くしてよ」と僕の口元
泡が上へと出ていって
僕を視て君は笑う
絵の具は溶けずに宙に漂う

覗く側と、覗かれる側
なんとも溶け合わない 君とスマホのアプリの僕

-------
次のお題は「師走」でお願いします。

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/11/17 (Sun) 22:57:34

ひそやかに私の罪をさばく指「瀬戸のほんじお」致死量の笑み


次のお題→ねじ

【感想】カメラについて - イコ

2013/11/17 (Sun) 22:03:11

カズーさんの作品にはいつも、何かしらハッとさせられる表現がひそんでいて、この詩も、なめらかな口語体のうちに考えさせられる表現がたくさん。ああ、そうやな、今の子どもはビデオテープって知らんもんな。

この詩を読んで思ったのは、みんな過渡期を生きてきてるんだろうな、ということです。自分の世代は、記録媒体としては、ぎりぎりカセットが分かる世代で、レコードはろくに聴いたことがない世代。ビデオテープ世代で、DVDはいまだに新しい気がしている。カメラは携帯電話主流になるとは思ってなかった。

親世代にとっては、レコード、カセットは当たり前だったろうし、CDにはなんとなくさみしさを感じている様子。

今の子はMDを知らない。PCやゲーム機へのデータ保存はもはや当たり前。携帯電話とカメラの取り合わせを疑わないはず。

それぞれの世代にそれぞれの「過渡期」がある。読む人に、いろいろな思い出をよみがえらせる詩なんだろうなと思いました。

あと「身軽になれる」っていう表現がツボでした。PCに抱えたデータ、増えてくばっかりで減りません(笑)紙よりも軽いはずのデータが、じわじわ重たくなってきてます。

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/11/03 (Sun) 15:00:27

煙草


煙草の棲む家だった
酒はそれほどのまないが煙草を吸う人たちだった
壁や床、調度のすみずみに臭いがしみついて
その家に出かけると子供服にもべったりついた
煙草の常習犯みたいな危ない気分になれた

伯父が顔を近づけて「ひろくん元気だったか」と言う
伯父の口から魚と煙草のまじりあった臭いがあふれて
顔中にふっかかり、べとべとつくのは嫌いじゃなかった
祖父が顔を近づけて「これ持っていけ」と言う
お年玉の入った袋からも存分に同じ臭いがした
祖父はいつも皺だらけの一万円札をくれた

祖父の客が麻雀をやる声がした
牌の音がした
よく吼える三匹の犬がいて
大きな一匹は鉄格子の檻の中から吼えていた
小さな二匹は黒い卓のそばでもんどりうって暴れていた
家政婦さんの切ったメロンを食べ、煎餅を食べ、犬と遊んだ
祖父と父はいつも真剣な話をした
伯父は近くの湖に釣り竿を垂れていた

燃える家で二人と一匹が死んだ
伯父も祖父も生き残ったが二人とも散って
祖父の死に目が十五年ぶりの再会だった

これまで煙草を吸う人にはたくさん会ってきたが
あの家に棲んでいた煙草には一度も会えないでいる
煙草は今も記憶の中にいすわって
あの家の臭いをこっちに寄越している
大きな犬がときどき奥で吼えている


次のお題→「カメラ」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ふかゆか

2013/10/13 (Sun) 00:21:07


温泉


失恋をしたら髪を切るというのはダサいから、失恋をしたので温泉に行くことにした、疲れていたし、ホニャララに効能がある湯に浸かりたかった、効いても効かなくてもただの湯よりも上等な気がするし多分そうなんだと思う、足を一番初めに洗う習慣、露天風呂に入ったときの開放感と、誰かに見られているような不安感で、胸に鳥肌がたった、空の向こうに監視カメラがあるような気がするし、無いような気もする、素直に髪を切ればよかった、こんなところに一人で来るなんて、自殺志願者みたい、そうかもしれない、指先がふやけてる、たぶん何にも効いてない、たぶんどこも悪くない、どこにでもいる健康な二十代だ、はやく帰ろう、帰る前にTUTAYAに寄ってアクション映画を借りよう、貯めてたポイント全部使っちゃおう


*次のお題→おじいちゃん*

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/10/12 (Sat) 19:59:12

「お泊り」の言葉の力に負けちまった君の顔今思い出してる


次のお題→マカロン

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2013/10/10 (Thu) 19:53:45

車を運転するのには免許がいる

家を建てるのにも免許がいる

お金を取り扱うにも免許がいる

そして命を扱うのにも免許がいる

誰が決めたか知らないけれど

どんなことでも免許はいるものだ

それじゃあ、とこんなことを聞く人がいる

生きることには免許はいるの?

だったらそれはどこで取ればいいの?

そんなのわたしには分からない

知ったこっちゃない

わたしに分かることといえば

免許を取るのはムズカシイ

ただそれだけなのさ


次のお題→お泊り

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ふかゆか

2013/10/03 (Thu) 14:34:25


【感想】

カズーさんのくまのぬいぐるみ
なぜか双子の子供が思い浮かびました。優等生と劣等性の双子の子供が同じくらいの能力でもっと寄り添えたらいいのにみたいな。同じにしたくて裂いた背中をまた縫い合わせるのがかわいくて切ないなと思いました。

rain坊さんの菊
恋をした乙女が花占いをしてるのかなっておもいました。好き嫌い好き、って一枚一枚むしりとって地べたに落ちた花びらさえも愛おしいくらい恋に恋して幸せな乙女っていいなああああああああああ!!!!

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2013/10/01 (Tue) 01:30:41



花びらの 離れ離れの 愛おしさ


次のお題→寝坊

Re: Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - カズー

2013/09/21 (Sat) 18:55:25

くまのぬいぐるみ

おんなじにしたかったのだと裂いた背を縫い合わせたる肋膜のをとめ

お題 F90

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2013/09/20 (Fri) 13:38:16


公には触れられない
好きなのに
まともに呼ぶことさえできない
愛しているのに
あそこに行くしか彼には会えない
笑うところがとってもチャーミングな彼
そんなところを写真を取ることも
映像として残すこともできない
彼の実家はなかなか厳しいのだ
ああ、愛しの彼
それでも私はみんなに言いたい
彼の名前を
大声で呼んでいきたい


ハハッ!
ああ、愛しのネズミ
夢の国の住人に、わたしはなりたい



次のお題→「くまのぬいぐるみ」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ふかゆか

2013/09/19 (Thu) 19:27:16


明日になってしまったけど、いつだって明日になるわけだし、明日の明日は明日なんだから、コンクリートの裂け目みたいな顔するのはやめて、水色のマニキュアを小指に塗って乾く前にこすっちゃったから、明日、明日になっちゃったわけねわたしたち、信じられない速度で大人になっていく、君が髭をそってもまた生えてきちゃうことについて、爪がどこにストックしてあるかについて、不思議に思わなくなってしまったから、もう明日へすべり落ちていくのに適切な歳になってしまったわけ、だからってわけじゃないけど、とてもご機嫌な明日の明日を誰かの誕生日にしたい


次のお題>ねずみ

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - る

2013/09/19 (Thu) 05:11:39

「次」

大変なしゅじゅちゅでした
小さな子供がオペ用の手袋を外しながら言う
途中でおしっこにいきたくなっちゃって
でもけっきょくお漏らししちゃいました

でも大丈夫です、うんちはしてません
ほんとはしたいけどこの病院は忙しくて
次の人もすぐに頭を開かないといけないので
そういって小さな子供はおしりをむずむずさせながら手術室に消える

だからだろうか
なんだか頭を振ると頭蓋骨の中で
液体がぴちゃぴちゃいう音が聞こえる
ししおどしになったみたいで、これもいいね



次のお題→ピクニック

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2013/09/17 (Tue) 23:07:12

書物


めくるめくる
ぺらぺらめくる
つぎつぎめくる
くるくるめくる
ぴらぴらめくる
ぱらぱらめくる
ひらひらめくる
ちらちらめくる
ちろちろめくる
とろとろめくる

「そろそろめくるのやめなさい」

怒られたのでスカートめくるのやめました
ぼくは書物をめくり出す


次のお題→「メンチカツ」

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/09/17 (Tue) 23:01:02

灯火親し彼の作法を踏襲す


秋の季語で作りました。
このトピで初俳句。

次→書物

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ふかゆか

2013/09/15 (Sun) 13:47:02


「たんたんたぬき」


さいぜんに立って見ていたのは天国までつづく集合住宅地、立体という言葉を知ったのはここ最近、そういえば長いあいだ水溜りを見ていない気がする、平らにならされたコンクリートロードを歩くたび、無口になっていくともだちの背中を、映画の広告を縁取るライトが照らす、平成たぬき合戦あれから何年が経っただろう、満月の夜になると聞こえるようなきがする、仲間たちの歌声と産声が、ほんとうに聞こえればいいとおもう、僕はわすれっぽいから、じきに、ほんとうの人間になって、器用に箸を使いこなして、人間の女の子のつるつる二本足に欲情して、あたりまえに罠を仕掛けて、むかし仲間だった君たちを捕らえる


**次のお題はサーカス**

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - Rain坊

2013/09/14 (Sat) 01:54:15

蚊に刺されて赤く腫れた

だから私はムヒをヌル

ヌルヌル ヌルヌル

さすり さすり

優しくゆっくり塗り込んでいく

しかし残念無念

私はムヒのアレルギー

真っ赤に腫れてあら大変



これから私、成分表は「ムヒ」できない



次のお題→「たんたんたぬき」

Re: Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 大羽 左膳

2013/09/07 (Sat) 22:07:59

甘酒をたらたら眉間に流しつつ“二十二歳男”は夢精する

次のお題はムヒで。

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/08/29 (Thu) 21:38:28

やわらかな海にしずんでゆく船出センセイの声遠い水面に


次のお題→爪切り

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/08/23 (Fri) 21:02:02

立駐でパチンコ玉を拾うのはまぶしい銀の少年でした


次のお題→風待ち

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/08/15 (Thu) 17:57:35

「マジメだねー」違う違うと思ってもみな笑うのだ歴代の己


次のお題→不敵

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - ふかゆか

2013/08/14 (Wed) 21:07:48


一生懸命



そんなの嫌だなって
二階から落下したともだちの視線
えいえんに耐えることができない構造の
からだと関係それから悪癖

どうやらわたしたち笑うことよりも
泣くことのほうに楽しさをおぼえてしまったみたいで
二つの丘を越えるよりもまえに青い映画
人が死んでバッドエンドの映画をみはじめてしまうかもしれない
そんな感じで、もうずっとこんな感じで
一生懸命なんて言われても
舌とか
指先とか
ビリビリするだけで
これといってすることもないし
ほんとうは好きだけど嫌い
けんめいにすること

だってはじめからバッドエンドってわかってたほうが気が楽じゃない?



次のお題>写真

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/08/08 (Thu) 20:17:22

「分からず屋!」化粧の好きな君の頬朝日のように染まればいいのに


次のお題→かまいたち

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/08/06 (Tue) 00:51:01

この文に句点打ったら次体育、読点ばかり走らせてる子


そろばん、るすばん、マカロンってリズムがいいですね。

短歌が気持ちよく作れました。

次→まごつく

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - 6

2013/08/06 (Tue) 00:38:02

遊ぶ場所をなくした子どもたちは
イート・インスペースで
カードゲームをしていた

スカイブルーに爪を染めた
女の子はオールドファッションのドーナツを
かじりながら、男たちの決闘をみつめていた

午後2時から4時まで
そこは無法者たちで占拠され
翼竜や騎士、魔法使いたちが平面上の闘技をくりかえしている

ピアノや塾、そろばん、るすばんなどで決闘者たちは
ちりぢりになってきえていった

つぎに訪れたのは
黒いワンピースを着た白髪の女の子
米寿をむかえたばかりの女の子は肩をふるわせて泣いていた

紙袋からカラフルなマカロンがつくえにこぼれおちる
「泣いててもはじまらないよ」スカイブルーの爪をした女の子は
だまってマカロンを食べはじめた 白髪の女の子もだまって食べた



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お題→体育

Re: 【お題で】詩トピその1【書こう】 - イコ

2013/08/05 (Mon) 20:55:32

君と僕の思いをのせた城はなれ給湯室でバルスを唱え


すてきなお題!
短歌になったので投稿してみた。

つぎのおだい→のっぴきならない

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